ディアナチュラ葉酸危険性と安全性を超解説

ディアナチュラ葉酸に危険性はない？安全性はどうなの？

不安になりますよね。でも、安心してください。ディアナチュラ葉酸は危険ではありません。飲む時期を間違えなければ安全性は高いです。

この記事では、ディアナチュラ葉酸の危険性と安全性を分析した結果を公開しています。

じっくり読んでみてください。

ディアナチュラ葉酸の危険性と安全性：3つのチェックポイント

ディアナチュラ葉酸に危険性はないか、安全性に問題ないのか。次の3つのチェックポイントを分析すれば判断できます。

ひとつずつチェックしていきます。

1.ディアナチュラ葉酸「栄養成分の配合量」の危険性と安全性

ディアナチュラ葉酸「栄養成分の配合量」に危険性はないか？過剰な配合になっていないかをチェックします。

ディアナチュラ葉酸の栄養成分の配合量

ディアナチュラ葉酸の栄養成分は次のとおりです。

葉酸（μg）	400
ビタミンB6（mg）	3.0
ビタミンB12（μg）	6.0

栄養成分は、たった3つ……。

配合量の安全性

ディアナチュラ葉酸の栄養成分の配合量をチェックします。

ディアナチュラ葉酸の公式ページ^[1]を見ると「妊娠・授乳中の方もご利用いただけます」と、授乳期まで飲むことを想定しています。

その条件を考慮して判定した結果がこちらです。

狭義の葉酸400μgを妊娠中期・後期・授乳期も飲み続けるのは過剰です。

葉酸摂り過ぎのリスクについては、めしぞうノートの「葉酸サプリ買う前に読む7ステップガイド（これを知っておかないと後悔します）」を読んでください。

2.ディアナチュラ葉酸「原材料」の危険性と安全性

ディアナチュラ葉酸「原材料」に危険性はないか？をチェックします。ディアナチュラ葉酸の原材料は次のとおりです。

マルチトール（国内製造）

ディアナチュラ葉酸の原材料（食品）は「マルチトール」だけです。

マルチトールとは？

マルチトールとは、水飴の主成分である麦芽糖を還元した糖アルコールの一種です。「還元麦芽糖」ともいいます。安全性に問題はありません。

原料の粉を固めて錠剤にするために使われます。

3.ディアナチュラ葉酸「添加物」の危険性と安全性

ディアナチュラ葉酸「添加物」に危険性はないかチェックします。ディアナチュラ葉酸の添加物は次のとおりです。

セルロース、V.B6、デンプングリコール酸Na、ステアリン酸Ca、葉酸、V.B12

栄養強化剤（ビタミン・ミネラル）以外の添加物をチェックします。

セルロース

増粘剤（ぞうねんざい）です。増粘剤は、粉末に粘りを出して、分離しないように安定させる糊（のり）の役割です。安全性に問題はありません。

デンプングリコール酸Na

加工デンプンのひとつです。加工でんぷんも糊の役割です。安全性に問題はありません。

加工デンプンの豆知識

加工デンプンは全部で12種類あります^[2]

12種類のうちの2つ、

• ヒドロキシプロピルデンプン
• ヒドロキシプロピルリン酸架橋デンプン

この2つは、EUで乳幼児向けの食品に使うのを禁止しています^[3]。

要するに、「ヒドロキシプロ」と付く加工デンプンは、やや危険です。

一方、ディアナチュラ葉酸で使われているのは「デンプングリコール酸Na」なので、安全です。むしろ「加工デンプン」一括表記ではなく、具体的に書いているのが良心的です。

ステアリン酸Ca

賦形剤（ふけいざい）の一種です。賦形剤は、カサ増しや、形を成型するために使います。安全性に問題はありません^[4]。

まとめ：ディアナチュラ葉酸は妊活～妊娠初期までなら危険性なし！安全性は高い

というわけで、今回は「ディアナチュラ葉酸危険性と安全性を超解説」と題して、ディアナチュラ葉酸に危険性はないのかチェックしてみました。

結果は、

妊活～妊娠初期までに飲むなら至って安全です。

妊娠中期以降になると、ディアナチュラ葉酸のような狭義の葉酸ではなく、食事性葉酸が配合されたサプリに切り替えたほうが安全です。

ディアナチュラ葉酸の問題点は危険かどうかではなくて、栄養面がズタボロなことなんですけどね……。

ディアナチュラ葉酸の上位版「ディアナチュラスタイル葉酸×鉄カルシウム」の危険性については、下記の記事を読んでください。

ディアナチュラ葉酸鉄カルシウムの危険性。専門家が解説